お金との付き合い方って?

お金。嫌いな人は、いないと思う。お金はなっかたら困るし、あったほうがいい。でも、お金がありすぎることで不幸を招いている人もいれば、上手く付き合っている人もいる。みんなそれぞれなんですが、お金に困っている人には特徴があるなぁ、と人間観察をしていると気がつくし、自分の経験からも気がついたことがある。今日は、そんな観察結果をシェアしたいと思います。

「金は天下の回りもの」って誰もが聞いたことがあると思うのですが、私は本当に最近そう思う。お金は回さないと入ってこない。つまり、前もって、「なくなったら困るから」と貯め込んでしまいすぎないようにしないといけないのかなぁ、と思う。つまりは、お金は「貯めるのではなくお金に流れをつける」ここがポイント。

「流す」と「流れをつける」をまず区別する。お金を流している人は、お金とうまく付き合っている人ではない。お金を流す人は、無駄に使ってしまう人。例えば、安物買いの銭失い。私、これ昔結構やっていた気がする。これを話したら、「じゃ、高いものを買えば、お金が入ってくるの?そんなこといつもできないわよ!」としかめっ面される方もいらっしゃるのですが、そうではなく必要なもので安くなっていれば、それはそれで、余った分のお金が他に使えるのでお金に流れをつけている部類に入ると思う。例えば、安いからといって買い、溜め込むとそこに「マイナスな気」が溜まってしまってしまう。家の中も「気」に流れをつけることによってお金が入りやすくなるのではないのかと思う。これは、私の経験でもあるし、周りを観察していても、必要なときに値段を気にせずに買っている人たちは、お金の流れが良い。例えば、仕事をあまりしていないのにこんなにバンバン使っちゃって大丈夫?って思っていた人が、急にとある会社から引き抜かれ、とんでもないお給料をもらうことになるとか。

そんな、お金の流れをつけている人は、お金が入ってくる目に見えない「空間」を自然と作っている。この「空間」は物質的な場所、つまり棚の中、冷蔵庫の中、財布の中とか。もう一つの「空間」は、心の中にある空間、つまりお金に対する気持ちの余裕があること。それでは、まず、物質的な空間の話からすると、この空間にはお金やお金で買う物が入ってくる余裕があるということ。入る場所があれば、流れが発生する。入っては出て、出ては入って、と言った感じ。この流れがいい感じに次のお金を運んでくる。例えば、お財布をすっからかんにしておけばお金が自然と入るのではなく、たくさーんお金が入っていても、必要な時に「ありがとう、お金さん!」といって喜んで使って空間をつくるので、そこにまたお金が入ってくるという目に見えない仕組み(流れ)ができちゃうんです。イメージでいうと、大きな川の中流くらいに少し深い場所があり、そこには他の場所より多い水が溜まる、でも流れがあるので水は常に新鮮できれい、って感じ。次に、心の空間。これは、とても大切。お金に対しての余裕がある人は、この「流れ」のことを無意識に知っている。だから、お金に対してどんと構えていて、いちいち心配しない。セール品を探してスーパーのハシゴを何軒もしたりだとか、安いからといってシャンプーを必要以上に買ったりだとかしない。お金、物質に執着していないし時間をお金に例えてうまい使い方をしている。この執着心は流れの性質を持たない。だから、貯める、一気に流す、とか流さなければいけない状況を作ってしまう。で、一気に流れたお金は、またそこに溜まるまでに時間がかかると言った感じ。お金の流れを作っている人は、減ることに対しての不安よりも、買えたことの喜びに集中しているはず。あなたはどちら派?

お給料が30万なら、その範囲内でこれまでお話ししたことを実践したら良いのではないかと思う。私は、これまで家計簿とにらめっこをして、お金の計算をしたことがない。全て丼勘定。でも、金欠だわ!というような状況におかれたことがあまりない。カナダに引っ越してきたばかりのときに、仕事もしていなかったので、日本からもってきたお金をそれなりに必要なものだけを買って、心の余裕をもって過ごしていたら、残高が$2!というときにちゃんと暮らしていけるだけのお給料がもらえる仕事がきた。その数年後、油断をしていたある日、飛行機を乗り過ごしてしまい、買っておいたチケットが使えず10万ほど一気に流れてしまったことがある。びっくりしたのは、「なんかあったときのために」と心の余裕を忘れてちまちま貯めていたお金、すっぽりそのまま流れて行った。そこで、反省し、「この10万でだれかを嬉しい気持ちにしたんだ!」と余裕のある態度をとり後悔などせず笑顔と感謝でその状況を流したら、その後しばらくしてお給料が上がり残高が減るどころかどんどん増えていった。

お金は、出ていったときに惜しむのではなく、入ってくる空間、そして余裕ができたんだ!ありがとう、お金さん。と、ありがたい気持ちを添えて使っていれば、その流れで入ってくる。レストランに行ったら、値段で決めるのではなく、食べたいものを注文し、ワクワクして待ち、喜んで感謝して食べればいいんですよ。また、漠然とお金がもっとほしい・・・と、思うのではなく、どのくらいの金額が必要でどのように使うか、それはどうしてか、としっかりイメージできるのなら、そのお金は必ず入ってくるんです。私は、いつもそうです。例えば、パートナーの臨時収入、自分のお給料アップ、買おうと思っていた電化製品が閉店セールで80%オフとか、そんな「流れ」ができ、それに乗るとお金の心配は無くなりますよ。ぜひ、意識してみてください。