
タロットカード、最近流行っていますね・・・巷では。タロットカードって一体なんなの?占いでしょ?!あんなの信じないわよ、うさんくさい。って思っていらっしゃる方も多いのでは? じゃ、何のためにタロットってあるの?どうして人は、タロットカードを引いてしまったり、頼ったりしてしまうの?タロットってそもそも当たるの?!
今日のお話は、すこぶる奇妙な話です。ただの個人的な見解です。ので、スピリチュアルとかまったく信じないし興味がないわ!という方は、ぜひ、ここでページをとじて、どうぞお茶でも飲みながら雑誌でも新聞でも開いてリラックスされてくださいね。
私がタロットカードと出会ったのは、ずいぶん昔の話。使い方があると思っていた。最近、カードを引きながら思うことは、「これは、見えない何かとの会話?」と、いうか通信のようなものに感じている。つまり、未来を予想したり、占うというよりも、いま自分のおかれている状況を把握して、それではどうしたら良いか?ってことを考える「きっかけ」。つまり、未来はあなたの感じ方や考え方次第で変わる、ってことかなぁ、と思う。
まず、私がタロットカードを引く時は、「説明書」などに書かれている方法を使わない。例えば、「キルト十字」とか。過去、現在、未来、対策、などなど、そしてついには未来や最終結果・・・そんなことを知って一体何になるの?と思う。それよりも、もし現在において疑問に思っていることがあれば、それについて考えるための「きっかけ」をタロットカードからもらうような感じで考えている。例えば、よくある質問は「恋愛」について。質問をしてくる人は、迷っている人、何かが思い通りに行っていない、困っている。つまり、人間は「壁=障害物」があると「その向こう」を見たくなる。見えないから見たい。手に入らないものが欲しくなる。って感じでしょうか。それで、占いで手っ取り早く、「私の未来はどうなるの!」と結果だけを探してしまう。でも、未来がどうなるかを知ることが本当の解決法だとは思えない。それより、私は、その障害物との一時的な付き合い方を見て現状を違う角度からみるためにカードに聞きます。ですから、未来がどうなっているか教えて!というよりも、現在の問題は何?この壁をどうやって乗り切る?それには、何をどう考えたらいい?と「今」に集中して未来を予測というよりも、少しだけ想像してみる、前に進むための現在のヒントを探る、という感じでしょうか。未来は、全部決まっているわけではないと思うんです。カードリーディングはつまりは、応急処置なのです。
まずは、違う形で現在の自分や状況をタロットにより観察してみる。違った角度から見たら、その先も違った方向へ行くはずなんです。イメージでいうと分度器。分度器の真ん中はみんな線が集中していますよね?でも、一本、一本を辿って行くと角度の違いで到達する場所は違ってきます。30度と90度はえらい違い。でも、もとの線はほぼ同じ場所から始まっている。近すぎて、見えないんですよ、きっと。ただ、少しだけ現在の状況を「違う角度」から見たら「その先」も違う角度の先にいるってことだと私には見える、感じるんです。タロットカードはその違うものの見方の分度器役みたいな感じかな、と思います。
上の写真を見てください。少しだけ解説をしてみますね。一番上は状況A、2番目は状況Bです。これで、いまの状況(一番左側)を見ます。状況A は「塔の正位置」問題が起き何かが崩れ去る。状況Bは「太陽の逆位置」成功が隠れているにも関わらず、何かが邪魔をしていて起きるはずの成功が起きていない。じゃ、どうしたらいいの?と3段目はメッセージをもらう。そうしたら、「walk away」その問題から立ち去る、問題を離れる。もし、問題を離れたらどうなる?って聞いて、もう一枚タロットカードを引いてみると・・・

ワンドのエースが出ました。つまり、新しい出会い、始まりが待っている。
タロットやオラクルカードって不思議とこちらに語りかけてきます。「どうしてわかるんですか!?」と良く聞かれる。「見えるんですか?」とか。私は、別に何かが見えているわけではないですよ。ただ、カードと「今」に集中しているからなのではないかな?と考えています。その集中力が少しだけ研ぎ澄まされてきたみたいですね。
問題は、自分の中にあると思いますよ。誰のせいでもなく、自分が作り上げた妄想。現実は、イリュージョンなのではないでしょうか。当たる、当たらない、じゃないような気がします。自分は、自分が船長のように舵取りをしているように見えるんですが、周りの人や環境に支えられて、または、操られて、何か見えない不思議な相互作用のシステムが働いて「動かされている」感じなんだなぁ、と「つくる」という過程の中で最近そう思います。逆らえない引力のような力があることを忘れてしまうと、状況Aのように、塔から放り出され、もがき苦しみながら戦い、実りの時期を逃してしまう、または遅らせてしまう、という状況になる可能性もあるかもしれませんね。それを続けているとドツボにハマりますよ。なぜ、わかるの?それは、過去にそういう状況に3度陥りましたからね。失敗談から学んだ知恵でしょうか。ただ、その時に「気がついて」違う角度から物事をみてみると、先の状況は必ず変わるはずです。私も体験済みです。ただ、その試練がきたことを、「よしっ!ラッキー!宿題がきた!」と前向きに捉えることも大切だと思います。この宿題を喜んでやることにより不思議な何かが、あなたに思ってもみなかったサプライズをくれているのでは?と最近思ってみたりして。みなさんも、心の分度器を使ってみてくださいね。一人一つ、必ず与えられていますよ。当たる、ではなく、与えられてるんですね。そして、人生も何度も試行錯誤しながらある程度の未来は「つくる」ことができるのかもしれませんね。